2007年1月アーカイブ

 前回エントリで予告した通り、『内部の敵』 の解釈と鑑賞を行いたいと思います。

 ダンジョンの入口はジョラスコ自治区にあるパーシルカー家の地下墓所です。つまり私達はかつて中堅時代に手がけた事件 『ミルラの眠れない夜』 の舞台をもう一度探索することになります。
 地図は共通ですので、前回エントリを御参照ください。

 モジュール3.1〈悪しき復活者〉で追加された新クエストのひとつ 『内部の敵』 の地図を公開します。

 なお本クエストで探索の舞台となるダンジョンは、前日譚にあたる 『ミルラの眠れない夜』 の舞台と連続しています。そのため、両クエストの地図を併せた形での掲載となりました。

 さて、本エントリでは 『内部の敵』 の解説をしようと思っていたのですが、ひょっとするとほとんどの方は、前日譚である 『ミルラの眠れない夜』 のことを何も覚えていないのではないでしょうか。数ある中級クエストの中でも特に印象の薄いシナリオですから、きれいさっぱり忘れていたとしても無理はありません。
 そこで 『内部の敵』 の解説は次回へ繰り延べることにして、今回は過去の事件簿を紐解いてみることにします。

EnemyWithin.gif

 モジュール3.1〈悪しき復活者〉で追加された新クエストのひとつ 『受注生産』 の地図です。なおクエストを受けたときは 「メード・トゥ・オーダー」 で、ダンジョンに入るときは 「オーダーメード」 となっていますが、order-made は和製英語で正しくは made-to-order や custom-made。

 以前からクンダラク銀行の裏手には〈黒金敷の森〉 という未使用エリアが用意されておりました。今回この森の中に、本クエストの入り口 〈ヘイワイアーの岩屋〉 が設置されています。ちなみに “レリック” の入り口である 〈黒金敷鉱山〉 も同じ森の中にあります。

 ダンジョンの構造は砂漠キャンペーンの 〈鉱山襲撃〉 に似ていますが、立体交差がやや複雑です。普通に歩くと一本道で終わってしまい、そういう意味では立体ダンジョンではありません。しかし run などで戦闘を省くためのショートカットを考え出すと、どのような順番でどこに飛び降り、どこでドアを出せばよいのか、ちょっとしたパズルを楽しむことが出来ます。

MadeToOrder.jpg

 キャンペーンシナリオ〈魔の砂漠〉の紹介も一通り終わり、今回からはモジュール3.1〈悪しき復活者〉の解説へと移らせていただきます。

 トップバッターは 『狂気の夢』。ダンジョンの入口はジョラスコ家の奥から向かう〈悪夢の門〉です。内部の詳細は語りませんが、以前に公式サイトの開発日記を読まれていた方なら、足を踏み入れて数秒も経たないうちに 「ああ、あの人のシナリオだな」 と感づかれたかもしれません。

GateOfNightmare.jpg

※アゲンスト・ザ・デーモン・クイーンに関するネタバレあり

 予告どおり、今回は「マリリス」について述べます。
 マリリスという名前はクエスト終盤、ボスと対面する段になって唐突に登場します。そのため “バレ無し” で進行しており、かつオリジナルD&Dの知識が乏しい方だと 「きっと敵のことを指すのだろう」 とは見当がついても、より豊かなイメージが膨らまないままシナリオを終えてしまう可能性があります。
 今回はその点について、すこしばかり補完することにします。

 さてマリリスのみならずデーモン類について、クリーチャー単体としての説明をするのは難しくありませんが、種族としての位置づけから解説しようとすると、世界設定に絡んだいくつもの補足説明が必要になり、途端に話がややこしくなります。
 本稿では順を追って、できるだけ分かりやすく説明してみたいと思います。

※アゲンスト・ザ・デーモン・クイーンに関するネタバレあり

 毎回地図ばかり載せてきた当ブログですが、〈女王との対決〉に限ってはまだネタが残っていますので、今回は文章のみで。

 予備情報なしでクエストに挑戦するいわゆる “バレ無し” では、マップロード中に表示されるタイトルグラフィックが重要なヒントとなります。描かれる敵や風景で先の展開を予想できることがあるからで、つい身を乗り出して見つめてしまうものです。
 その点、〈ライラットの宮殿〉のロード画面に登場するクリーチャーは、その正体を知っている人にとっても、知らない人にとっても、少なからず衝撃的なものではないでしょうか。

 人身虎頭で、掌と手の甲が表裏逆。
 エキゾチックな衣装に身を包み、剣を片手に見得を切る。
 これだけで、知らない人は マスクを被った格闘家かと引きつった笑みを浮かべるかもしれませんし、知っている人なら 「ラクシャサ、キタ――ッ」 と驚喜するでしょう。

 あけましておめでとうございます。
 今年も当ブログをごひいきに。

 モジュール3で追加された新クエストの最後を飾る『女王との対決』の地図です。ダンジョンの入口はサーペント・パスを南にくだったファイアーブランド族の版図の深奥、〈ライラットの宮殿〉です。

 ダンジョンの構造はいたってシンプルで、戦闘はあるものの探索の進行はむしろ謎かけを解くことが中心となります。さほど難しくはありませんが、英単語をカタカナべた書きしていることもあり、一瞬「ん?」と詰まる人もいるようです。翻訳陣はこういうシーンでこそセンスを発揮して欲しいなあ、と無いものねだり。

TheCourtOfLailat.jpg