2008年11月アーカイブ

ゼンドリック地図

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 以前のエントリ一寸触れただけで、公式には紹介していなかった暗黒大陸の地図です。以前 WotC 社で公開されていた高画質版とゲーム内で用いられるオリジナル地図とを組み合わせてみました。

 地図マニアで無くとも、ゲーム既出の地名の位置関係を確かめてゆくだけで楽しめるのではないでしょうか。を守るアーチャー・ポイント、グレードウォッチなどの防塁や、ストームクリーヴ要塞の戦略的重要性を想像したり、また中級レベルで行くはずのグイラン砦スレナル遺跡の意外な遠さに驚いたり。

  "MOD0" 唯一のレイドであった 〈嵐椎山〉 はその旅程だけで冒険シナリオを幾つか組めるほどの距離です(たしか海路で行くんですよね)。レベル上昇に伴い 〈魔の砂漠〉〈リーヴァーの禍〉 のような長征が増え続けるかと思いきや、以降は一転して 〈忌むべき昇華〉〈第十三蝕〉〈闘争界の逆襲〉 といった近場でのレイドが繰り返されました。
 風の噂では MOD8 は 〈嵐椎山〉〈リーヴァーの禍〉 の後日譚から始まるとのこと。ふたたび暗黒大陸の奥地に分け入り、砕かれた大地の神秘を堪能できそうです。

 DDI:DDO で膨らませてきたパーシルカー家にわる話題ですが、そろそろキャンペーンシナリオ 〈死者の都〉いはオフラインセッションの話へと持って行きたいところです。しかし残念ながら筆者は同キャンペーンの最終章 『昇華の間』 をまだ終えていない…といいますか、正確には2ギルド合同による初攻略をまさに進めている只中でして、そちらの方で黒の僧主に関する情報が出揃うまでは、記事にするのを控えようと思っています。
 週1回(毎週末のみ)ペースの攻略で現在4週目。和気藹々と各ルート順調に攻略中です。

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 そういえばステージ上で特殊攻撃を避けるため黒の僧主の台詞に目を凝らしているのですが、せっかくの山場なのに肝心の翻訳がピンボケで、大変しょんぼりです。  なんといいますか、誤訳とノリの悪さがい交ぜになったような。

 DDOのみならず海外のFTRPG全般に言えることですが、あちらのゲームの固有名詞の選び方や台詞回しのセンスには相当ハズカシイものがあります。中学生が描いたオリジナルマンガ設定資料集(第一級黒歴史認定)のように総身から邪気眼り、読んでいるこちらが蕁麻疹をだしてゴロゴロ転がり回りたくなるような。

 原文からしてそんな文章が溢れています。翻訳する側が恥ずかしがってどうするのでしょう。ここは開き直って、もっとノリノリで訳してくれないと。

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 あとマンパワー的に仕方が無いのだろうと思いますが、開発側がインゲームで確認していないので、文意の通らない訳がノーチェックのように思えます。  たとえば 〈不可視の死霊〉 を召喚するのに 「見えないものは…」 と 「見えざるものよ…」 では意味合いがまるで異なります。

 同様に


「地獄のようだ…」   「ゼンドリックよ、燃えろ!」

 と言われて、この前半部だけで 〈煉獄の呪詛〉 の予備動作だと推測できる人はそう居ないでしょう。でも

我は喚ぶ煉獄の炎…」 「燃え尽きろゼンドリック!」

 なら、初見でも何が来るかおおかた予見できようというものです。
 そもそもどうやったら I call the inferno... が 「地獄のようだ」 になるんでしょう。
  「私は地獄に電話します」 と訳したOCN翻訳のほうがまだ文法を守っているような。

 数ヶ月前、友人と 〈死者の都〉 にこんな脚本があったらね、という話題で盛り上がっていたところ墳墓に入ろうと思ったら建物自体が巨大ボスと化してゴゴゴゴゴ」 という素敵着想が飛び出したことがありまして。EQ や WoW の野戦レイドみたいなのが出来れば良いね、というところから直ぐさまボスキャラの諸元妄想が始まったわけですが。

 墳墓なんだからきっと角錐型に違いない、地表に姿を顕しているのは上半身だけで、実は地中には下半分が埋まってると。小刻みに続く初期微動。見てください博士、墳墓が!小林少年が見上げるなか、密林の樹冠を割って地響きとともに浮かび上がる巨石文明の正八面体。石柱に絡まる蔦が千切れ飛び散り、極彩色の鳥達が一斉に飛び立つ。BGM は南海奇皇@蓜島邦明。燃え。超燃え。

 武装。正八面体といえば重い機動、強力な防御障壁、大出力の荷電粒子砲の三点セット。これ天の摂理。第五使徒ラミエルもQRX-006ゲミヌスもそう。ゲミヌスといえば全方位攻撃を忘れるわけにはいかない。多数の子機をサイコミュ…じゃなかった思念力で同時制御。並み居るマンチどもを正面に追い込んで主砲でドカンとかそんな感じで。

  「で結局どんなボスになったんすか」 「飛行型だけど機動が重く小回りはきかない。硬い防御を生かし、ファンネルで牽制しつつ超長射程・大出力の火砲で仕留めるってタイプかな」

  「…それってまんま、な○は様じゃないですか」 「な、なんだってー!?」

 というわけで 〈死者の都〉 第一期の隠しクエストは 「激怒の心柩」 と命名されました。ドント・ウォーリー。

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 という会話があったことを、本スレの有知性装備ネタでふと思い出しました。

 はい、ここまで前振りです。反省はしてません。
 DDI:DDO の第三回、今回は 『ミルラの眠れない夜』 事件の依頼主ミルラ・パーシルカーについて述べたいと思います。

ヴィジョン・オブ・デストラクション(VoD)の邦題が 『破滅の幻視』 なら、ハウンド・オブ・ゾリアット(HoX)は 『天田露さまがみてる』 に相違ありません(挨拶)。

 さて DDI:DDO の第二回は前回触れた 〈鼠の巣亭〉 こと 〈錆釘亭〉 のおはなしです。

 新カテゴリ DDI:DDO を始めます。
 地図の作成やシナリオの考察は書き進めるのに結構時間がかかります。どうしても更新に間が開いてしまいますので、それまでの 「つなぎ」 としてここで小ネタを紹介していこうと思います。
 それぞれは短い記事ですが、「へぇそんな話があったんだ!」 とお楽しみ頂ければ幸いです。
 それでは第一回は、酒場のおはなしから。

 MOD7 の地下世界に絡めて 〈嘆きの日〉 の真実に迫ってみようと思っていたのに再開二回目にして早くも脱線――と言われるのも不本意なので地下世界の話が枕でこちらが本題、と強弁させて頂きます。本当はマッドストーンの話題も〈死者への連祷書〉への導入なんですけど。 

 前回エントリではマッドストーンの正体が、古代の邪悪な存在を中に封じた巨大なカイバー竜晶である、という公式寄りの見解を元にメインストリームシナリオとの繋がりを妄想してみました。

 今回は〈嵐の心臓〉の将軍、火の巨人 “黒竜リンドヴーダの同胞” ブレイズの言葉を足がかりに別な解釈をしてみたいと思います。

「古代のアンデッド・ジャイアントがクレーターの中で今まで生きていたとはまだ信じられない。シベイの岩だとばかり思っていたよ。
 「シベイの岩」シベイ竜晶を指すであろう事は明らかです。
 以前のエントリで書いたように、シベイ竜晶は惑星エベロンの赤道上に浮かぶ小隕石群〈シベイの輪〉の一部が軌道を外れて落着したものと考えられています。

 ブレイズ将軍はマッドストーン・クレーターを火山の噴火口ではなく、いわゆる狭義の隕石孔と判断したのでしょう。
 中央尖塔からざっと眺める限り、マッドストーン・クレーターの差し渡しは1キロメートル弱あります。したがって落着したシベイ竜晶のサイズは地表到達時でおよそ直径50メートルと推測されます。しかしそのように巨大なシベイ竜晶が存在し、落ちてくるものでしょうか。

 ――実は過去にそのような出来事は起きています。