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冒険者がこの地で為さなければならないことは大きく分けて3つあります
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ゲーム的には、(最後のパズルを除けば)取り立てて見るべき所のないクエストです。散発的な海賊の攻撃を往なしながらレバーを引いて 〈門〉 を開け、先に進むの繰り返しですから。しかし脚本的には中々興味深いものがあります。
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伝説の大海賊 “二趾” トビアス・ウォーバックルの場合も
「聞いた話によると、左足に指が2本しかないらしいわよ」という会話通り、爪先ではなく趾の数が二本でした。もともと二趾しかない少趾症なのか、あるいは合趾症なのか、はたまた戦いで趾を失ったのかは分かりませんが。
「そうじゃないよ。片足に指が一本ずつ、つまり両足で合計2本の指があるはずだ」
あるいはローレント・シャステルの語った伝説自体が既に真実からは遠く離れており、歴史上のトビアスは存外 〈二趾のサンダル〉 や 〈二趾の靴〉 すなわち下駄や雪駄を履いていただけかもしれません。高下駄で帆桁から帆桁に飛び移っていたら、確かに語り草にもなるでしょう。
何れにせよ、日本でならば差別の観点から殊更に避けられそうな指趾数の話をキャラクターの特徴づけとして気軽に用いるあたり古い冒険小説の香りを感じます。
そういえばゴールドマンの小説 『花嫁姫』 の悪役ルーゲン伯も六本指で有名でした。彼の愛用したレイピアは 〈六本指の剣〉 。 〈黄昏炉〉 に登場する 〈七本指の手袋〉 を見てあの剣を思い出したのは筆者だけでしょうか。
余談ですが 『花嫁姫』 は小説版も傑作ですが映画版も低予算ながら素晴らしい出来です。ロブ・ライナー監督が 『スタンド・バイ・ミー』 の次に撮った作品で、レイピアの剣劇は必見です。何故かアンドレ・ザ・ジャイアントとか出演してます。観てない方は是非。
以前のエントリで一寸触れただけで、公式には紹介していなかった暗黒大陸の地図です。以前 WotC 社で公開されていた高画質版とゲーム内で用いられるオリジナル地図とを組み合わせてみました。
地図マニアで無くとも、ゲーム既出の地名の位置関係を確かめてゆくだけで楽しめるのではないでしょうか。街を守るアーチャー・ポイント、グレードウォッチなどの防塁や、ストームクリーヴ要塞の戦略的重要性を想像したり、また中級レベルで行くはずのグイラン砦やスレナル遺跡の意外な遠さに驚いたり。
"MOD0" 唯一のレイドであった 〈嵐椎山〉 はその旅程だけで冒険シナリオを幾つか組めるほどの距離です(たしか海路で行くんですよね)。レベル上昇に伴い 〈魔の砂漠〉 や 〈リーヴァーの禍〉 のような長征が増え続けるかと思いきや、以降は一転して 〈忌むべき昇華〉 や 〈第十三蝕〉 、 〈闘争界の逆襲〉 といった近場でのレイドが繰り返されました。
風の噂では MOD8 は 〈嵐椎山〉 や 〈リーヴァーの禍〉 の後日譚から始まるとのこと。ふたたび暗黒大陸の奥地に分け入り、砕かれた大地の神秘を堪能できそうです。
未公開だった〈黄昏の帳〉野外クエの地図です。
MOD6実装直後に描き上がってたんですが、blogに触る余裕ありませんでした。
今さらですがモンク来る前にアップ。
キャンペーンシナリオ〈死者への連祷書〉、通称〈死者の都〉の背景知識を解説する脱線企画の最終回、今回はシナリオそのものにさらっと触れて終了です。
今回の 『影の墓所』 は地図を載せようにもランダム要素が多いダンジョンですので、言葉を中心にして解説していきます。
後半に、いつもどおりシナリオの解釈と観賞をしたいと思います。